報告書案の段階で、北海道と苫小牧市の議会の公害対策特別委員会、知事と市長の諮問機関の公害対策審議会、苫小牧港管理組合議会、地方港湾審議会、こういうようなものを全部素通りして十二月十日に報告書を決定してしまった。もちろん市民や住民には報告書案を公開しておりません。地元の手続らしいようなものは何一つなかったわけであります。
そうすると、同時に地元である苫小牧東港計画をきめた十一月二十一日の地方港湾審議会、そして十二月三日の苫小牧港管理組合議会、ここで環境事前評価報告書案が説明され、審議されましたか。これは直接の機関ですよ、どうですか。
「相違する点については明確にし、それらについて苫小牧港港湾審議会、苫小牧港管理組合議会および苫小牧市議会の了承を速やかに得ること。」という意味の通達を出しております。
それから管理組合議会、ここでも大いにもめて結論は出ないでしまっている。ここでは議決事項にしろという声さえあった。だから、そうするとあなたの場合に、これは議決をするような内容のものではない、字句上の違いである、それからいま一つは、了承してもらえばいいということは、あえて議決をしなくてもよろしい、報告了解でよろしい、こういうことですか。
○岡田(春)委員 管理組合議会は……。
○徳永国務大臣 審議会並びに管理組合議会は議決ということばを使っておりますけれども、これは議決ではなくて、審議会は諮問し答申をとったことであり、また管理組合議会はこれにおはかりしたということで、議決ということばは私の誤りでございますから、まことに申しわけございません。訂正させていただきます。
○近藤信一君 先ほど来、いろいろと鉄鋼の問題について質問いたしましたが、もう時間がございませんから、最後に一点、この鉄鋼の不況に伴うところの東海製鉄の高炉中止に基づくところの影響が非常に大きいということで、名古屋港管理組合議会から、政府、内閣総理大臣、運輸大臣、大蔵大臣、通産大臣、自治大臣、経済企画庁長官、この各大臣にこういう意見書が、を促進してもらいたい、東海製鉄の再開を促進してもらいたい、こういう